ARCA-SWISS d4 GP

ARCA-SWISS d4 GP

昨年のフォトキナで発表され、今年2017年発売となったd4 GP。日本でも先日取り扱いが始まりました。

このd4 GPとは一体どんな製品なのか、そして旧d4からどこが変わったのかを見ていきたいと思います。

 

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まずはd4とd4GPを並べてみました。変更点はパノラミックベース部分のみです。なお、d4は廃番にならず、シリーズ化され今後も販売は継続とのことです。

基本操作に興味がある方は、下記URLより過去記事を読んでみて下さい。

arcaswiss.hatenablog.com

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サイズはGitzoの3型やRRSの3シリーズが見た目的にベストなサイズですが、d4のベース部分より大きいベースの三脚だとパンノブが干渉します。それが嫌な方はシステマティックではなく、マウンテニアやセンターポールに合わせると良いでしょう。

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移動時はReally Right StuffのBH-55用の雲台ポーチがピッタリのサイズです。

パノラミックはガラリと変わっています。まずロックはスライドレバー式になっていて、レバーを回す事によって固定⇄解除できます。

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現在75の位置にあるスライドレバーを左方向に回します。

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約90度スライドさせるとパンロックが解除され、粗動が可能となります。

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微動を行う場合はスライドレバーをロックし、長いノブを回すだけです。非常に細かい微動が可能で、動作も軽快です。ただしクランプ固定ノブと形状が酷似している上に、似たような場所にあります。ノブ式の場合、カメラの取り付けは必ずノブが微動ノブと反対になるように心掛けて下さい。万が一を考えれば、フリップロックにされるか他社のレバークランプに交換する方が安全です。

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俯瞰方向へは約100度傾きます。

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仰角はノブの方向を変えても50度ほどです。

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左右水平方向には各40度ずつ傾きます。

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一旦俯瞰方向に倒して、上部パンで180度回してやると真上に向ける事が可能です。この作業においてパンの微動が非常に便利だと感じました。

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ギア雲台としては最高峰の使いやすさです。粗動が付いている分、C1 CUBEよりも操作性は上と言えるかもしれません。非常に満足度が高い製品であることに間違いありません。ただ価格に見合っているか?と問われれば、やはり高過ぎると言わざるを得ません。私自身は最高の雲台のひとつとは思っていますが、安易にオススメは出来ません。

 

以下動画です。

www.youtube.com

 

そして案の定、純正クランプは使いにくいので、いつも通りReally Right Stuffのレバークランプに換装しました。

 

まずは純正クランプを外した状態がこちら。

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P0 Hybridで作ったスペーサーでは、締め付けが影響してしまうようで、困った事にパンの動作が渋くなってしまいます。また空転防止ピンとクランプ固定ネジが非常に短いものを採用しており、手持ちにないため、また入手する必要があります。なかなか入手が難しいネジやピンですが、何とか揃えました。

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クランプは汎用性を考えて、Really Right Stuffの B2 LR Ⅱを選びました。

スペーサーが使えないとなると、クランプ側に加工をするしか方法はありません。

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30mm間隔に直径3mm深さ5mmの穴を空けました。ここが正確でないと固定ネジが入りません。素人では難しいのでプロに依頼です。

今回はクランプの3つの穴のうち、センターしか使いません。ですので2つは化粧ボルトで塞いでしまいます。

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1/4インチの化粧ボルトは国内でも手に入りますが、種類は選ぶほどもありません。

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化粧ボルトですのでクランプの底面より出ないものを選ぶ必要があります。

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空転防止用のピンを差し込みます。1本でも用を成すのですが、せっかく2個空いているので2本入れます。

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ピンとクランプ裏の穴をはめ込めば、もう空転する心配はありません。中央のネジでクランプを固定したら完成です。ちなみにC1 CUBE GP も同仕様ですので、この方法を流用できます。

 

以下、ギャラリーです。

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